詩人・福田拓也(前三田文学編集長)のブログ

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zoom RSS 関根謙編集長の三田文学 10

<<   作成日時 : 2017/04/16 17:13   >>

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三田文学春季号の漱石特集はひとつの挑戦だった。他誌で既に充実した特集があるところでどこまでやれるのか、と。大家の座談会は既に行なわれているので、若手の優秀な研究者と批評家に対談をお願いした。幸い素晴らしい書き手に恵まれたが、もう一押しということで、毛色の変わった三田文学女子会鼎談を企画した。これは話題性もあり、朝日新聞の取材が入る予定だった。今時の慶應の女子学生が漱石をどう読むかあたりで釣っておいて、実は岡英里奈、井上柚季、矢部絵莉香という相当の読み手が鋭い意見を飛び交わせるという予定だった。これも参加者に依頼し、彼女達は漱石を読み始めていたはずである。関根謙三田文学編集長は、ここでも三田の新人たちの言葉を奪いつつ、そのことによって三田文学会理事・監事やその周辺の人物のテクストと自著の書評を導入することを可能にするという愚を犯している。雑誌は配合とバランスが大事だ。三田文学女子会鼎談は、ちょっと異質な胡椒のようなもので、これを振ることで漱石特集がぴりっと締まった、より刺激的なものになった可能性があった。私がそこまで考えて決めた特集全体から一部を取り去ってバランスをめちゃめちゃにして、いわば殺してしまっている。関根謙三田文学編集長には、雑誌が生き物であることがわかっていない。

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