詩人・福田拓也(前三田文学編集長)のブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS 関根謙編集長の三田文学 5

<<   作成日時 : 2017/04/16 17:04   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

それでは、岡英里奈、片岡周子という有望な新鋭たちへの原稿依頼をキャンセルするという掟破りまで犯して、関根謙三田文学編集長が自身の判断で導入したのは誰のテクストだろうか。庵原高子の小説と三浦朱門追悼の坂本忠雄、加藤宗哉のテクストである。坂本は三田文学会監事、加藤は三田文学会理事、庵原も三田文学と深い関わりのある人物である。

三田文学春季漱石特集号に岡英里奈氏と片岡周子氏への原稿依頼をキャンセルしてまで関根謙三田文学編集長が掲載した小説、庵原高子「夏の星」は、実は私が既にボツにしていたものである。カトリック団体のバスツアーで福島第一原発見学に出かける話だが、バスから見るものすべてから過去の回想やトラウマの話に入ってしまい、最後は鮫川で蛍をみようとはしゃいだりで、肥大化した「わたし」の前にフクシマなどどこかに吹っ飛んでしまうというような小説だ。確信犯的にノー天気なミーハー振りでも書けばまだしも、どうやら「星」をフクシマの希望と救いの象徴と考えているという偽善的な唾棄すべき作品である。このような作品を敢えて掲載した関根謙三田文学編集長の見識と文学的センスは深く問題視されねばなるまい。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
関根謙編集長の三田文学 5 詩人・福田拓也(前三田文学編集長)のブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる